考現学

夜道で痴漢された女子高生がいたとして、『深夜に胸元あけた服で歩くのも悪い』 と書いたら、たぶん炎上します。

うっかり施錠を忘れて空き巣にあった中年男性がいたとして、『鍵を閉めないで外出したのも悪い』 と書いても、たぶん炎上しません。

どちらも、加害者の罪は当たり前のこととして横に置き、被害者の落ち度について思うところをつぶやいた、という点では変わらない。 しかし被害者の属性や犯罪の種類で、人々が抱く感情は大きく変わる。

考現学として、炎上は興味深いテーマです。